私の人生の物語

海外生活、透析、子無し、ひょっとしてダンナ様と私はツイン? そんな私の人生日記です。

Eviction (強制退去)

こんにちは。ドッグママです。

 

前回から今日までの間にも次々と試練が起こり書きたい事が沢山あるのですが、取り敢えず前回の続きです。

 


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裁判所から24時間以内のEviction (強制退去)を通告された翌日の朝にダンナ様が裁判所に出向き、何とか5日間の延長が許可されました。

 

でも私の本音は、

たったの5日間か… その後はどうなるの?

まさかまた『 家なき子』じゃないよね?

 

アメリカのEvictionの流れがよく理解出来ないのですが、家賃滞納の場合はPay or Quit と言ってまず数日以内 (通常3-5日) に滞納分を払うか、それが出来なければ退去といったような内容の通知が出されます。要は払えないのであれば直ぐに出て行ってくれってことです。

この警告に従わないと大家側が裁判所にEvictionの申請をします。ここから実際に裁判所から法的に追い出されるまでに1-4ヶ月掛かるので中には開き直って家賃を払わずに最後まで居座る入居者もいます。どうせ追い出されるなら何ヶ月か家賃タダで住んでしまえなんて思うのでしょう。でもアメリカでは一度Evictionの記録が付くと何年も自身のバックグラウンドに残り、その間は賃貸の物件を借りる際にとても苦労する事になってしまうのです。なので、ここを出たら路上生活ですみたいな、もう何も失う物がない人以外はPay or Quitの通知に従い未払い分を支払えないのであれば許可された数日以内に出ていきます。

 

しかし、我が家の場合は家賃の未払いではなく契約違反に当てはまります。通常であればPay or Quitと同様のNotice to Quit (契約違反問題を数日内に解決するか、それが出来なければ退去)の通知が出されるのですが、今回はアパート側がそれをスキップしていきなり何の予告もなく24時間以内の退去命令を通告してきたのです。

 

ここでダンナ様がちょっと待てよと、契約違反どころかそんな近所の住人の嘘っぱち証言で追い出されてたまるかと、いくらかの手数料を払い5日間の延長は許可されたのですが5日後の朝、見事に追い出されました。

 

何年か前と同じ、Sheriff(保安官) がやって来て10分もしない内にドアをロックしてしまったのです。

 

またですか....。

何年か前にも経験したこの状況。

 

この10分とない限られた時間で車に私物を詰めるだけ詰めてる時は瞬間的な断捨離を強いられてるような気持ちになります。

でも今回は既にこれ以上断捨離出来ませんと言えてしまうほど私物が少なかったので良いのか悪いのか選択にはあまり困らず、貴重品と衣類を詰めてほぼ終了。

 

私の私物はスーツケース1つで足りてしまう程にまで減っていた。

 

でも、何度か同じような状況に遭遇し私物が次々と減っていくと、物って無くても意外と生きていけるってことが分かってきます。

 

 本当に大事なものは物ではないんですね。

 

さて、また『 家なき子』です。